今年(令和4年度)の本試験は7月3日。
受験生のみなさんは今、直前期を必死に過ごしていることと思います。
「試験当日をどう過ごすか」
この戦略をしっかり立てることで、今までの努力の成果を最大限発揮できるようにしましょう。
勉強も佳境に入る直前期に、本試験の過ごし方なんて考えてる暇はないよ!
それよりも暗記しなきゃ! 暗記、暗記・・・
ちょっと待って!
確かに直前期の暗記は大事だけど、試験当日に最高のパフォーマンスを発揮するために当日の行動予定をあらかじめ決めておくことは、とても大事なことよ!
そ、そうなの・・・
しらたま先輩は具体的にどう過ごしたの?
それでは今日は試験当日の過ごし方について、私の経験談もふまえつつ見ていきましょう。
試験にやつだつ便利アイテムも紹介するよ!
スケジュール管理の必要性
タイトルを見て、
「えぇ~当日の行動予定決めておかないといけないの!?」
こう思った方も多いのでは?
司法書士試験はオリンピック選手やプロのスポーツ選手のように、試合当日(試験当日)に標準を合わせ、自分のパフォーマンスのピークを持ってこれるように綿密に計画を立てる必要があります。
受験指導校などでもよう言われていることですが、年間を通してシーズン毎に勉強の目標を定めることが大事です。
さらに直前期、一か月前、一週間前、一日前、試験当日の時間毎というように本試験に近づくほど、より具体的に細かくスケジュールを決めましょう。
この記事では、試験前日のスケジュールから見ていくことにします。
試験前日の過ごし方
試験前日に限らずですが、まず一番にやってほしいのが体調管理です。
「なんだ、そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、試験前日は誰でもどうも気分が落ち着かないものです。
受験経験が浅い1年目、2年目の人はそこまでプレッシャーを感じずに済むかもしれませんが、受験年数が増えてくると、「今年もだめだったらどうしよう…」とかなりの負担を感じるでしょう。
メンタルが肝だともいわれるこの試験では、プレッシャーを跳ね除け、自分に打ち勝つことができなければ、決して合格することはできません。
体調管理とは身体的、心理的どちらも指しています。
試験当日に平常心を保てるように心穏やかに過ごせる工夫をしましょう。
私の場合試験前日の学習プランはかなりメリハリを付けました。
まず就寝時間を定めます。前日に睡眠をしっかりとっておくことは言うまでもないですね。
そして就寝時間から逆算して、その日勉強できる時間を割り出します。
私22時30分に寝ると決めていたので、その日の勉強可能時間は6時間弱ほどでした。
(末っ子がまだ1歳になったばかりだったので、いつも通りお昼寝してくれればの前提で・・・)
まず、全科目の過去問で付箋がついていた部分をやっつけます。
(付箋は過去問を解きながら、間違ってしまった部分や迷ってしまう部分、知識がまだ固まらずあいまいな部分に張り付けていました。)
*極端に難しいかつ出題頻度が少ない捨て問は省きます。
そしてテキストをざっと見直します。かなりのスピードで。
自信のない箇所のみ目を留めます。
最後に間違いノートを見直します。
そうして1年間の全ての過程を終えたという達成感を自信に変えて、眠りにつきます。
覚えきれてるか心配なところ不安なところは当然ありますが、ここではそれらはしまい込みます。
とにかく自分は根勉強をやり切った。もうどんな問題も解けるとマインドコントロールしましょう。
①体調管理をしっかり
②前日の学習範囲、寝る時間を決めておく
③持ち物チェック
ちなみに忘れものがないようにしっかり持ち物チェックもしておきましょう!
- 受験票
- 筆記用具
- 時計
上記は必需品ですね。
以下は人によって持っていくとよいものです。
- お守り
- 冷房対策用に羽織るもの
- 間違いノートなど、選抜したテキスト等
- スマホ
朝
朝は余裕を持って起床し、朝御飯をしっかり食べましょう!と一般的には言われています。
が、私は朝が苦手で朝ご飯を食べる習慣がありません。
もちろん朝ご飯をしっかり摂る事が大事なこととわかってはいるのですが、かといって普段朝ご飯を食べていない人が、試験当日いきなり習慣を変えることは逆効果になります。
自分の習慣に沿った行動をしましょう。
試験当日は集合時間の1時間前には着くようにしていました。
理由としては
①交通機関の遅延などに備えるため
②早く着くことで心理的に余裕を持てるから
です。
私は試験会場について自分の席を確認してゼリー飲料を飲むようにしていました。
朝ごはんを食べないとは言え、何も摂取しないと午前の試験を戦えないですから。
そして大事なのが試験開始前にブドウ糖を摂取すること。
午前の試験は比較的時間に余裕はありますが、それでもしっかり脳働かせるためにブドウ糖を取りましょう。
一番手っ取り早く摂取できるラムネがおススメです。
指定時間の1時間前には試験会場に到着する
ブドウ糖を摂取する
お昼
お昼ご飯はサクッと終わらせ、午後の試験に向けての準備をしましょう。
私はそのまま教室で昼食をとって、気分転換のために外に行きました。
そこでおススメするのは軽いストレッチです。
長時間机に向かっていたし、午後はもっと長い時間を要するので、首回りと肩回りのストレッチで血のめぐりをよくしましょう。
もちろんブドウ糖摂取も忘れずに。
軽いストレッチで気分転換
試験終了後
試験終了後は燃え尽きているかと思います。
特に午後の試験は1秒たりとも無駄にできない3時間の長期戦。
出来が良くても悪くてもかなりの疲労感かと思います。
ですが、帰る前に記述試験の答案再現をサッと書いておくといいです。
択一は試験問題に解答が記入されているので後で答え合わせができますが、記述試験は問題用紙に解答を書く人はほぼいないでしょう。
完全ではなくともその場でざっくりと答案再現をしておくと答え合わせがしやすくなります。
時間がたつほど記憶もあいまいになるので、最後の力を振り絞って再現答案を作りましょう。
おすすめアイテム
時計
その他の持ち物として試験当日に持っていってよかったものをご紹介します。
まずは時計です。
必需品の時計は腕時計でも卓上時計でも大丈夫でしたので、私はより見やすい卓上時計を持っていきました。
机が狭くなるのが嫌と言う人は腕時計の方がベターかもしれませんが、私はあまり気になりませんでした。
筆記用具
筆記用具は好みが分かれるので、自分に合ったお気に入りを見つけておくとよいです。
特に記述試験は時間との勝負になるので、書きやすさ重視で選ぶべきです。
黒いボールペンという指定があり、フリクションのような摩擦で消せるものはNGなので注意しましょう。
力を入れずに書けるなめらかさと、字をたくさん書き込める細さが素晴らしいこちらがおススメです。
おわりに
以上、本試験当日の過ごし方についてみてきました。
合格したら人生が変わります!
これまでの努力、すべて出し切ってきてください!
受験生のみなさんを全力で応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント