しらたま先輩!
もうすぐ始まる特別研修なんだけど、どんな参考書を読んだらいいかわからないよ!
認定考査向けのテキストも少ないし…
そうだね。確かに特別研修は情報が少ないし、どんな本を読んだらいいかわからないよね。
それでは今回は特別研修から認定考査まで、全部網羅できるおすすめ参考書を紹介するよ~!
特別研修と認定考査
新人研修も終わり、特別研修の時期がやってきました。
特別研修とはいわゆる認定司法書士になるために必ず受講しなければならないプログラムです。
認定考査を受けるためにはこの特別研修の修了証が必要になってきます。
特別研修の内容や費用、認定考査について詳しくはこちらをどうぞ。
おすすめ参考書
さて、この特別研修を受講するにあたっては、必読図書としてかなりの数の専門書が指定されます。
しかしそもそも受講料が高額なのに加え、ただでさえ高額な専門書を大量に購入して読むことは、かなりハードルが高いし、ぶっちゃけモチベーションもあがりません。
そこで今回は特別研修を無事修了し認定考査も一発で合格した私が、実際に読んでいた本を紹介します。
迷ったら時はこれ!
まずはこちら!
著者は伊藤塾の蛭町浩先生と坂本龍治先生です。
司法書士試験でもそこまで深く取り扱わなった要件事実とは何かという基本的なことを、とても分かりやすく書いています。
特に民事訴訟法について自信のない方は必読です!
次はこちら!
あれっ。どっかで見たような…
はい、実は認定司法書士への道は3部作になっています。
先に紹介した入門編はその名の通り初心者向け。
この理論編は、基本的なことを習得していることを前提により深く実践的な内容になっています。
そして三部作の集大成がこちら!
こちらは内容としては理論編とほとんど変わりないのですが、練習問題として使えます。
この実践編は問答形式になっていて、個人的にはとても使いやすいと感じました。
特に認定考査における第二問、第三問の対策はこれで十分だと思います。
司法書士界のベストセラー!?
上で紹介した3冊に替えてこの本を参考にしている方も結構いました。
要件事実の考え方と実務は加藤新太郎先生が書かれた要件事実の教科書ともいわれる本です。
もちろん改正民法に対応しています。
研修で大活躍
特別研修の司法書士倫理に関する問いの答えがほぼ載っています。
平成29年版なので少し古い気もしますが、ほとんど問題なく使えます。
過去問
認定考査の対策として過去問を解くことは試験問題に慣れるという意味でとても大事です。
この本は第1回から第18回までの試験問題と解答が載っています。
正直全問解かなくてもある程度試験の流れはつかめるので、インプットに疲れた時の気分転換として触れてみるのもアリかも。
また、近年の出題傾向や試験の分析にとても有効です。
その他
六法は必要?
研修や認定考査うんぬんの前に法律家としてそろえておくべき六法。
司法書士試験の勉強時に使っていた方も多いのでは?
(ちなみに私は憲法や超重要な条文以外、ほぼ条文読んでない派でした…)
しかし研修では常に条文とにらめっこ、指名されて条文を音読することもあるため、六法は必須です。
(リンク先は令和3年度版です。)
オンライン研修の時は良いですが、それなりの重量があるので現地での研修の際にはポケット六法などの持ち歩きやすい書籍がおすすめです。
ちなみに本によっては、民事訴訟法規則が載っていないものもありますが、研修では規則まで言及するので民事訴訟法規則も載っているものを使うとよいでしょう。
模擬試験は必要?
司法書士試験と違って受験者数もかなり少ない、言ってしまえば超マイナーなこの認定考査。
模擬試験を受けるべきか迷っている人も多いと思います。
私の答えは「受けるべし」です。
特に伊藤塾の認定考査の模試は、なぜか本試験にドンピシャな論点が出題されることが多いので受けることをおすすめします。
詳細はこちら
まとめ
以上、特別研修から認定考査に有用な本を紹介してきました。
体感としては、「認定司法書士への道」(いわゆる「道」シリーズ)か、「要件事実の考え方と実務」のどっちかを主な参考書にしている方がほとんどでした。
もっと実務に則した深いところまで学びたいという人には少し物足りないかもしれませんが、一通り研修をこなすことが目的の方なら、今回紹介した本を読み込んで習得したなら、研修も認定考査も余裕で対応できます。
これから受講する皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント