どうも~しらたまです!
さっそくですが、質問をどうぞ
しらたま先輩!
司法書士試験に興味があるんだけど、どんな試験なの?
法律に全く詳しくないんだけど、私でも受験できるかな?
では、今回は司法書士試験について解説していきますね!
司法書士試験について全然わからないという人にも、わかりやすく説明するよ★
司法書士試験について
法務省による令和3年度の試験についてはこちら
では、まず日程や費用、試験科目についてみていきます。
日程 費用 科目
日程 例年7月の第一日曜日に実施されています。 (令和2粘年度は新型コロナウィルスの影響で9月に延期されました。) 午前 9:30~11:30 午後 13:00~16:00
費用 8,000円 (願書と共に収入印紙で納付します。)
科目 全11科目 憲法、民法、刑法、商法(会社法)、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法、供託法、不動産登記法、商業登記法
11科目もあるのね・・・
試験時間も5時間・・・
なんだかとても大変そう・・・
そうね。
11科目もあるけど、主要科目とマイナー科目と言って出題分量が異なるから、
その点も見ていきましょう。
形式
筆記試験
午前 5肢択一式【全35問】 | 憲法【3問】 民法【20問】 刑法【3問】 商法(会社法)【9問】 |
午後 5肢択一式【全35問】 | 民事訴訟法【5問】 民事執行法【1問】 民事保全法【1問】 司法書士法【1問】 供託法【3問】 不動産登記法【16問】 商業登記法【8問】 |
午後 記述式 【全2問】 | 不動産登記法【1問】 商業登記法【1問】 |
択一式と記述式の試験があるのね。
そうよ~。記述式の試験はほとんどの受験生が1問につき1時間弱かかるから、
午後は時間との勝負と言えるね!
何点取れば合格できるのかしら?
司法書士試験で何点取れば合格できるかという問題はその年によって違います。
令和3年度の場合ですと、280満点中208.5点が合格点でした。
ところが208.5点以上なら全員が合格できるわけではありません。
ここに司法書士試験が難関試験と言われるポイントがあります。
基準点
①午前の択一式 ②午後の択一式 ③午後の記述式
これらにそれぞれ基準点というものが設けられています。
この基準点もその年によって違いますが、令和3年を例にとって説明します。
①午前の択一式の基準点は81点。
【1問3点×27問】
(全35問108点満点中)
②午後の択一式の基準点は66点。
【1問3点×22問】
(全35問108点満点中)
③午後の記述式の基準点は34点。
(70満点中)
それぞれの基準点を満たしていないとその時点で不合格になってしまうという過酷な試験なんですね。
ちなみに午前、午後の択一式の基準点を両方超えていないと、記述式は採点すらしてもらえません。
超えるハードルが多いのね・・・
ちなみに合格率は?
口述試験
筆記試験をパスしたら次に口述試験があります。
大体筆記試験の合格発表後2、3週間後になります。
内容としては不動産登記法、商業登記法、司法書士法からいくつか出題されます。
試験官は二人で、口述試験自体は5分ほどで終了します。
ぶっちゃけた話、遅刻さえしなければほとんどの人が合格します。
もちろん、質問に一切答えないなどの態度だとさすがに難しいかもしrませんが・・・
ということなので、特に対策は必要ないのですが、司法書士法1条と2条はそらで暗記をしておくことをお勧めします。
合格率
令和3年度の合格率は5.14%。
以下直近の合格率を見てみましょう。
令和2年度 | 5.16% |
令和元年度 | 4.39% |
平成30年度 | 4.32% |
平成29年度 | 4.07% |
以前の司法書士試験の合格率は約3~4%で推移していたのでここ数年は少し上がっています。
ですが、他の資格試験と比べるとやはりかなり低いと言えます。
しかしそもそもの受験資格がないことや、記念受験やお試し受験の受験生を考慮するともう少し合格率は高いと言えるでしょう。
まとめ
科目数や基準点、合格率を見ても司法書士試験は数ある国家資格の中でもかなりの難易度の試験と言えるでしょう。
しかし法律に慣れ親しんでいない人が全く太刀打ちできない試験かというと、決してそんなことはありません。
とあるデータによると、司法書士試験の受験者のうち法学部出身は半数にも満たないとのことです。
今後、司法書士試験の対策なども執筆予定ですので、ぜひ楽しみしていてください。
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